WW性格診断テストに関するよくある質問

性格診断テストに関するよくある質問

ワールドワイド性格診断テストに関するよくある質問への回答は次のとおりです

性格は、個人の固有の思考システム、感情のパターン、および行動様式の組み合わせとして定義できます。ソフトスキル、非認知特性、必須スキル、分野横断的能力、対人スキル、社会的・情動的学習(SEL)など、性格特性を表現しようと試みる様々な用語を耳にしたことがあるかもしれません。

性格を理解するための確立されたモデルは、ビッグファイブファクターモデル( BFF )と呼ばれます。BFFモデルによると、性格特性には5つの主要因子があります。開放性(好奇心)、誠実性(労働倫理)、外向性(コミュニケーションスタイル)、協調性(チームワーク)、情緒的安定性(ストレス許容度)です。教育、労働力、人間開発、メンタルヘルスと幸福度、臨床心理学、経済学の分野で100種類近いメタアナリシスの対象となっており、飛び抜けて信頼性と同意性の高い科学モデルです。実際、経済協力開発機構(OECD)が最近行った社会的・情動的学習スキルに関する政策開発の多くに、このモデルが用いられています。また、人事選考、スキルアップ、後継者育成計画など、産業組織心理学の応用を方向付ける主要なモデルでもあります。

性格は、さまざまな方法で評価することができます。これには次のようなものがあります。

  1. 自己申告方式とは、個人が自分の精神状態や感情、信念について述べた文章や一連の質問に対する回答を、適切に成文化されたルーブリックを用いて計算し、標準化された一連のスコアに換算するものです。自己申告方式は、参加者の正直さと自己認識に影響される場合があります。
  2. 状況判断テスト法とは、仕事、教育、社会的な複雑な状況を、文章、映像、または物語形式で提示し、回答者に様々な行動選択肢の妥当性を評価させるものです。
  3. 強制選択法とは、アンケートや調査の際に、「はい」対「いいえ」、「最も当てはまる」対「どちらでもない」対「まったく当てはまらない」など、2つ以上の特定の回答選択肢を使用する方法です。この方法では、回答者は提示された回答の中から必ず1つ選ぶ必要があります。
  4. ピア・レポート法とは、対象者の同僚(クラスメイト、仕事仲間など)が、その人の性格を評価する方法です。

各アプローチには、診断を完了するのにかかる時間、必要な監督レベル、この診断の目的(例:自己洞察、トレーニング効果の評価、仕事への採用)など、注目すべきメリットとデメリットがあります。WW性格診断テストでは、自己洞察を行う自己申告方式を採用しており、回答者による正直な回答を最低条件としています。

性格診断を終了すると、過去にこの診断を受けた受験者の集団とあなたのスコアを比較するアルゴリズムを使って回答を採点します。採点方法については、添付のスコアレポートにて詳しく説明しています。

 

はい。科学的な研究によると、人間の脳は「静的」(不変)ではなく、「可塑的」(柔軟)であることが分かっています。言い換えれば、私たちの性格は時間の経過とともに変化します(そうした変化を起こすための意図的な行動をしなくても)。科学的根拠に基づいた、目標を見据えた活動を通して、性格の5つの因子に関連するスキルを向上させることができます。例えば、時間管理や段取りを上手に行うことで、「誠実性/労働倫理」を向上させることができます。困難な状況下でストレスを感じることが多い人は、特殊な呼吸法を練習してマスターすることで、不安を抑え、そうした状況下でも冷静さを保ち、情緒的安定性/ストレス耐性を向上させることができます。

性格テストを受けるべき理由はたくさんあります!ひとつは自己洞察、つまり自分自身に少しだけ詳しくなれることです。研究では、この5つの性格因子に基づくスキルを向上させることで、より充実した仕事と人生に繋がるということがわかっています。性格は評価することができるため、テストを受けて長所や改善すべき点を特定することで、何を目標にし、何を伸ばすべきかをよりよく理解することができます。たとえば、あなたは確固たる労働倫理を持ってるものの、他の人に情報を説明するのが苦手であると自覚しているとします。この場合、おそらく目標の達成やタスクをやり遂げる練習は必要はなく、人前で話すためのクラスを受講してコミュニケーションスキルを向上させる必要があります。

性格診断テストが役立つもう1つの理由としては、現在、新しい仕事を探している場合や、キャリアアップのために仕事のスキルを身につけたい場合などが挙げられます。雇用主や採用担当者が確信し、繰り返し報告しているのは、求職者のソフトスキル(人付き合い、細部への配慮、透明性のあるコミュニケーション)は、従来のハードスキルと同等かそれ以上に重要であるという点です。自分が改善すべき点を理解し、その点を伸ばすための行動を実践することは、求職者としての自己の強化につながります(その後、成功する社員、さらには模範的なリーダーや雇用者になる助けにもなります)。

性格の5因子モデルに基づく非認知スキルで、知的・芸術的な興味、好奇心などの資質に関連する用語です。この連続体上での対極は「閉鎖性」です。WW性格診断の評価システムの中での噛み砕いた呼称は「好奇心」です。この分野の低パフォーマンスと高パフォーマンスのそれぞれの典型的特性は次のとおりです。

低(陰)極 高(陽)極
浅薄、無知、無反省、非創造的、想像力に欠ける、不見識、不注意、鈍感、非知的

 

好奇心旺盛、知識欲旺盛、創造的、想像力が豊か、革新的、独創的、考察的、知的、内省的、瞑想的、哲学的、複雑、深みがある、洞察的、知覚的、明るい、知的、賢い、芸術的、文化的、教養がある、洗練されている、世慣れている

 

 

誠実性は、性格の5因子モデルの主要な非認知因子で、個人の目標達成努力、秩序性、組織性、および関連する行動を反映するものです。特に、無秩序、気楽さ、その他類似の行動のコンビネーションは、この特性連続体上では、誠実性の対極と見なされています。当評価システムの中での噛み砕いた呼称は「労働倫理」です。この分野の低パフォーマンスと高パフォーマンスのそれぞれの典型的特性は次のとおりです。

低(陰)極 高(陽)極
怠惰、無精、無目的、野心的でない、無秩序、でたらめ、非効率、注意散漫、ずさん、無計画、不注意、怠慢、気楽、信頼できない、気まぐれ、一貫性がない、予測できない、忘れっぽい、ぼんやりしている、軽率、無謀、優柔不断、浪費家、軽率、ちぐはぐ 目標達成志向、勤勉、粘り強い、野心的、徹底的、計画的、秩序立っている、体系的、簡潔、厳密、効率的、潔癖、自己規律、信頼できる、責任感がある、念入り、完璧主義、正確、慎重、迅速、時間厳守、決断力がある、熟慮、強固、決意が固い、威厳がある、堅苦しい、一貫性がある、予測可能、安定している、倹約家、質素、様式的

外向性とは、外向的、社会的、社交的な行動を特徴とする性格の5因子モデルの広範な性格特性です。この連続体上での対極は「内向性」です。WW性格診断テストの中での噛み砕いた呼称は「コミュニケーションスタイル」です。この分野の低パフォーマンスと高パフォーマンスのそれぞれの典型的特性は次のとおりです。

低(陰)極 高(陽)極
抑制的、控えめ、引きこもりがち、孤立しがち、遠慮がち、秘密主義、内気、臆病、静か、無口、非社交的、引っ込み思案、おとなしい、受動的、服従的、冒険的でない、消極的、競争的でない、無気力、不活発、苦々しい、悲観的、暗い 熱心、活発、陽気、意欲的、社交的、冒険的、遊び心がある、話が上手い、表現力がある、多弁、屈託がない、自発的、衝動的、天真爛漫、自由、能動的、エネルギッシュ、精力的、おしゃべり、話が長い、自己主張が強い、支配的、強引、大げさ、自己顕示欲が強い、勇敢、厚かましい、自信がある、誇り高い、直接的、率直、正直、ユーモアがある、快活、楽しい、楽観的

協調性とは、人格の5因子モデルに関連する主要な非認知因子で、協力的、友好的、協調的、無私的、敵意のない態度で行動する傾向のことを指します。この連続体上での対極は「気難しさ」です。WW性格診断テストでは、この専門用語と噛み砕いた呼称(つまり、チームワーク)の両方を提示しています。この分野の低パフォーマンスと高パフォーマンスのそれぞれの典型的特性は次のとおりです。

低(陰)極 高(陽)極
利己的、貪欲、自分に甘い、偏見がある、非友好的、無作法、不親切、けち、欲深い、思いやりがない、機転がきかない、怒りっぽい、冷たい、人間味がない、無神経、反抗的、議論好き、好戦的、厳しい、容赦がない、同情心がない、偉そう、要求が多い、横暴、人を操作する、口汚ない、無礼、軽蔑的、残酷、無慈悲、執念深い、恩着せがましい、尊大、独りよがり、俗物的、自慢しがち、うぬぼれ、自己中心的、嘘つき、不誠実、自信過剰、頑固、皮肉屋、人を信用しない、懐疑的、不審、痛烈、ぶっきらぼう、不真面目、無愛想、粗野、狡猾、小賢しい 協力的、融通がきく、助けてくれる、忍耐強い、平和的、分別がある、優しい、友好的、にこやか、快活、思いやりがある、親切、共感力が高い、同情心がある、人を信頼しやすい、理解がある、寛大、批判的でない、要求が少ない、丁重、気が利く、礼儀正しい、敬意を払う、機転が利く、慈悲深い、慈善的、気前がいい、世話好き、謙虚、控えめ、無私、気取らない、倫理的、誠実、道徳的、正直、愛情深い、思いやりがある、感傷的、暖かい、素朴、ざっくばらん、気楽、形式ばらない、自然、リラックスしている

情緒的安定性は、人格の5因子モデルに関連する主要な非認知因子で、穏やかで回復力のある気質を指しています。この連続体上での対極は「神経症」です。WW性格診断テストの中での噛み砕いた呼称は「ストレス耐性」です。この分野の低パフォーマンスと高パフォーマンスのそれぞれの典型的特性は次のとおりです。

低(陰)極 高(陽)極
感情的、興奮しやすい、短気、過敏、不安定、傷つきやすい、衝動的、自己弁護的、気難しい、不安定、自信がない、悲観的、自己批判的、自己憐憫、不安、恐れ、神経質、ねたみや嫉妬心が強い、騙されやすい、世間知らず、影響されやすい、押し付けがましい、おせっかい、詮索好き 気立てがいい、幸福感が強い、冷静、興奮しづらい、忍耐強い、満足感が強い、衝動制御ができる、感情的でない、自立している、自信がある、温厚、穏やか、自己評価が高い、自己効力感が高い、独立心がある、個人主義、中庸

意外に思うかもしれませんが、開放性は別として、両者にそれほど関連性はありません。誠実性、協調性、情緒的安定性のいずれか、またはすべてが高ければ、学習上の目標やキャリアのゴールにおいてIQの平均点を補うことができるかもしれません。また、人生に満足し、良好な人間関係を築き、経済的な苦労を回避することが目的であれば、これらの要素はIQよりも重要かもしれません。開放性が例外なのには、分りやすい理由があります。芸術や科学を好み、人生の謎を深く考察し、哲学的で探究心が強い人であれば、IQを高めるような活動に取り組むことは明らかでしょう。